カタックとは

2014年02月10日

アビナヤ

アビナヤとはカタックの演技の部分です。
ヒンドゥー教の神話を演じることが多いですが、自然を模倣したり神々への献身の気持ちを表現したりします。
演技といっても舞踊ですので声は出しません。目の動き、表情、ムドラ(印)、ジェスチャーなどで気持ちを伝えます。パントマイムのような感じです。カタック独特のアビナヤはとても優雅なものです。インドの人が美しいと感じるしぐさが沢山織り込まれています。例えばヴェールをがぶった女性がその下から少し外を伺い見ている様子などです。写真はお化粧をし終えた女性が手鏡で自分の姿を見ている様子です。
6



2014年02月07日

プラナーム

プラナームはカタックを踊る前に必ず行います。
床に軽く触れ、その後自分の額や胸に軽く触れます。または合掌します。
床とは場、大地を指します。今日ここで、床を踏み踊れることへの感謝の気持ちです。
インドでグルジのところに行ったら、まずグルジの足の甲に触れます。
そしてタブラ、グングル、床に。踊るために必要なものにまず敬意を表します。
素敵な習慣ですね。

2013年12月29日

ボール

カタックのリズムはとても綿密です。ボールと呼ばれるリズムパターンを、踊る前にまず言葉でいいます。それは鈴の音や足を踏み鳴らす音、タブラの音などを言葉にしたものです。言葉はとても力強いもので、リズムパターンを覚えるのに役立ちますし、聞き手に今から踊るリズムを伝えるのにも役立ちます。声を出し、言葉の力を借りる舞踊はあまり無いのではないでしょうか?
言霊というものがあるとしたら、カタックのボールはまさにリズムのエネルギーを言葉にして伝えるものだと思います。

2013年12月08日

カタックの衣装



インドの人は昔からの民族衣装を今も愛用されています。日本で言うと和服のようなものでしょうか。サリーやパンジャビドレス、シャルワールカミーズといったものです。
とてもインドの気候に合っていて、着心地の良いものばかりです。
カタックはもちろんインドの衣装で踊ります。練習のときはパンジャビドレスです。ステージコスチュームは主にチャニアチョリと呼ばれるブラウスとスカートに、大きなドパタというスカーフを巻きます。スカートは旋回すると大きく広がるフレアースカートです。
オーナメントもたくさん付けます。ティクリと呼ばれる髪につけるもの、ビンディと呼ばれる眉間につけるもので、ぐっとインド風になります。
メイクは目を強調します。カジャルというアイラインを入れると、ますますインド風になります。
06_2




2013年11月24日

カタックとは

   カタックの始まり
カタックは北インドで伝承されてきた舞踊です。
中央インドのヴィシュヌ神を信仰する人々の舞踊劇などが基になり、中世以降イスラム教徒の支配下でヒンドゥー、イスラムの2つの文化が融合しあい発達してきました。

   どんな舞踊?
他のインド舞踊が「ヒンドゥーの神に捧げる祈り」の要素が大きいのに対し、カタックは王の宮廷で踊られる宮廷舞踊として発達してきました。
その様式は純粋舞踊とパントマイム的な部分によって構成されます。
パントマイム的な部分はアビナヤと呼ばれ、ヒンドゥー教の神々に対する祈りを表現したり、クリシュナ神の恋物語を表現したりします。体のジェスチャー以外にも顔の表情やムドラ(印)なども用いて表現します。
基本の動作が歩行運動とよく似ているので、無理な体勢を取ることもありません。速いリズムですので反射神経も良くなり気軽な運動になります。

3



チャッカール

チャッカールとは旋回のことです。カタックではとても優雅な、またスピーディーで力強い旋回がたくさんでてきます。体をコマの軸のようにくるくる回るのは慣れてきたらとても小気味がいいです。PB280048


2013年11月23日

リズムが大切

この舞踊で大切なのはリズムです。このリズムは一定の周期を持つ「ターラ」と呼ばれています。
16拍子(ティンタル)10拍子(ジャプタル)12拍子(エクタル)などがあります。
この一定の周期を変化にとんだリズムで分割していきます。一見無造作なリズムのようですが実はとても綿密です。大原則として1拍めに戻ったときに1つのリズムパターンは終了します。
踊り手は足に100~200個の鈴(グングル)をつけてステップを踏み、太鼓(タブラ)とリズムを合わせます。
リズムが複雑なのに対しメロディーは拍子周期を刻むように同じ旋律を繰り返します。メロディーがリズムを刻み、リズムを自由に遊ばせているという感じです。
インド音楽は西洋音楽のように楽譜に残すことはなく、口伝で師から弟子へ継承されます。
BlogPaint
グングル
HI3H0696
タブラ